ストレスが自律神経に与える影響は多大にあります。 皆さんはストレスと聞くと、主に精神的なものと思うのではないでしょうか? そもそもストレスって何でしょう? もともとは物理学の言葉です。 「物体に圧力を加えることで生じるゆがみ」と言う状態を表す言葉、それがストレスの語源であり、 1936年の生理学者ハンス・セリエが、科学雑誌ネイチャーに「ストレス学説」を発表したことから、 多くは生理学的な意味から用いられるようになりました。 さて、そのストレス。こいつは善い者なのか?悪者なのか? |
それではみなさん、ストレスの無い世界を想像してみて下さい。 ストレスの無い世界・・・我々、人間は嫌なことや不快なことや 痛みを感じません。 傍から見ると、「なんてスバラシイ世界だ」なんて思うかもしれません。 本当にそうでしょうか? 例えば、皆さんは風邪をひいたことがありますよね。 さて、風邪ひいた時にどのような行動をとりましたか? 薬を飲む、カラダが冷えないよう温かい格好をする、とにかく休養 をとる。 そうですよね。一日でも早く風邪が治るように努力しますよね! そうなんです。この場合は「風邪=ストレス」なんです。 治すことによって免疫ができ、抵抗力が付く。 これであなたは、風邪と言うストレスを克服できました。 しかも、次に風邪をひくのを防ぐ(予防)という知恵までつきました。 |
まずはこのお話をご覧下さい。 Aさんは、生真面目な心優しいサラリーマンです。 毎日、上司の言葉を忠実に守り、仕事をこなしていました。 ある日、大切な彼女と1週間後にデートの約束をしました。 その日のために、時間を作り、毎日膨大な仕事をこなし、 残業も・・・。 当日、上司から「A君、今日はA社との接待があるんだ。君も是非、 出席してくれ。」 Aさんは頭の中が真っ白・・・。 「そんな・・・、この日のために頑張ってきたのに・・・。」 上司への不満が募ってきました。もちろん彼女とのデートは延期に・・・。 たびたび、同じようなことが起こり、心優しいさすがのAさんもイライラが積もってきました。 ある日、上司の顔を見るだけでお腹の真ん中がキリキリと痛くなり、 吐き気まで催すようになってきました。 |
Aさんは上司の絶対服従というストレスを乗り越えられなくなっていたのです。 当然、体調を壊し、入院するハメに・・・。 (ベタな、どこにでもあるストーリーかもしれません。 しかし、現実にはこの様な話しはどこにでもありうる事なんです。) ストレス・・・それは『良い面も悪い面も表裏一体』です。 |
皆さんはどちらのタイプでしょうか? |